今月は、当センターに登録されている戸塚区出身の田中伸明さん（桃川鶴丸師匠）による講談を楽しみました。

　演目は、お正月にちなみ「大久保彦左衛門　盥（たらい）で登城」！　徳川三代 家光将軍時代にさかのぼり、年賀の挨拶で混雑する城下で、仲の悪い大名と旗本が登城中に鉢合わせとなり騒動に発展。その後、籠での登城を禁止された旗本が彦左衛門に相談し、大きな盥にのって登城するというウイットに富んだ逸話。

師匠の張りのある声と話術に加え、まるで見てきた様な身振り手振りに、会場は大いに魅了されました。これぞ本物の講談！！

　鶴丸師匠は毒蝮三太夫師匠と同じ大正小学校を卒業され、2000年ころまで戸塚区に在住。現在は、真打として講談の高座を勤めるかたわら、歴史の語り部として活躍中。

今後は東海道戸塚宿をテーマにした講談にも挑戦してみたいとの思いを秘めておられるかも・・・。