「あなたが輝く地域活動の見つけ方 活動団体リモートインタビュー」第9弾をお届けします♪
今回は、とつか区民活動センター登録団体『俣野公園プレイパーク』の関さんに、センタースタッフが地域での活動を考えている方の気持ちになってインタビューさせていただきました。
「あなたが輝く地域活動の見つけ方 活動団体リモートインタビュー」
Q.関さん、今日はよろしくお願いします。
「俣野公園プレイパーク」の皆さんはどのような地域活動やボランティア活動をされていますか?
A.俣野公園での外遊びをやっています。
Q.プレイパークはどのような場所なのでしょうか?詳しく教えていただけますか。
A.「自分の責任で自由に遊ぶ」をモットーに子どもたちが主体的に遊ぶ場です。
「NPO横浜にプレイパークを創ろうネットワーク(YPC)」に参加して俣野公園プレイパークを運営しています。主催者は地域の団体から集まって形成している任意団体「俣野公園プレイパーク」、公園の管理を担当している「公財)緑の協会」、墓地を管理している「日比谷花壇」の3者が共同して主催しています。
とつか区民活動センター・戸塚区社協などで紹介されたボランティアさん、地元の高校のボランティア部の皆さん、地域の各団体から参加のスタッフが集まって毎月の開催を支えてくれています。毎回YPCからプレイリーダーが2名派遣されてきます。俣野は毎月第2土曜日の開催です。このほかに、夏休みの連続プレイパーク・区役所の主催のイベントに参加する出張プレイパークがあります。
Q.「俣野公園プレイパーク」の代表的な遊びの内容はどのようなものがありますか?
A.いろいろあります。ハンモック、長いブランコ、モンキーブリッジ、シャボン玉、チョークお絵かき、竹馬、ドッジボール、リレー、段ボール遊び、宝探し、紙芝居、大型絵本、工作、スラックライン、輪投げ、綱引き
季節の遊びもあります。どんど焼き1月、野球場内遊び2月・落ち葉プール12月
いつも新しい遊びを探しています。子ども達からの提案もあり、流しお菓子をやったことがあります。
Q.毎回、地域の皆さんは何人くらいイベント参加されていますか?
A.多いときは400人、少なくても150人くらいの参加者がいます。10時から15時の延べ人数です。大人4割子ども6割くらいの比率です。保護者と一緒に参加の子どもたちが多いので、大人の人数も多くなります。スタッフもボランティアさんを入れて10名から15名程度来てくれています。
Q.「俣野公園プレイパーク」の団体の皆さんはどんな雰囲気で活動されていますか?
A.この質問は答えにくいです。和気あいあい・明るい・遊びに積極的・安心と安全を基本・いっしょに遊ぶなどスタッフによって感じ方がいろいろだと思います。僕は一緒に遊んでいると思っています。一緒に遊んで楽しいと思っています。
Q.活動を始められたきっかけや活動への思いなど、宜しければ教えていただけますか?
A.約10年前ドリームハイツ内で季節ごとに遊びの広場というイベントが開かれていました。ドリームハイツの「地域のつどい」に結集していた各団体が担当して開催していました。
横浜にプレイパーク活動が展開されていることを知り、あそびの広場を「プレイパーク」に変更することにしました。 YPCの支援を受け最初の年は2か月に一度、翌年から毎月開催になりました。スタッフは「地域のつどい」に参加していた各団体から来ていただいています。現在もその形で続いています。
僕もおやじの会から「地域の集い」に参加していて、プレイパークに変更したときに代表になりました。僕自身は定年後子どもたちに係わる活動がしたいと考え、その一つとしてプレイパークに係わりました。
Q.今までの活動の中で、やりがいや嬉しかったエピソードなどあれば教えてください。
A.(Aさん)ぽっぽの家を利用していた子どもたちが大きくなってプレイパークに来てくれている。成長を見ることが出来てうれしい(注:ぽっぽの家は0歳~3歳程度)
(Bさん)久しぶりに会える場所。大きくなっても遊びに来てくれる場所があることがいいね!
(Cさん)地域の人たちと交流が持てるきっかけになった。いろいろな活動をしている地域の人達との活動を身近に感じ自分自身もやりがいを感じている。参加している各団体の考え方を共有できることがうれしい。
(Dさん)僕は新しい遊びを探しています。持ち込んだ遊びが定着するとうれしいです。プレイパークで小学生たちと友達になります。60歳差の友達です。これだけ年の差のある友達を持っているじいさんはいないとひそかに喜んでいます。子育て支援拠点では、0~3歳の子どもたちと友達になります。こちらは70歳差になります。すごいですね。あまり大声でいう事ではないので一人で喜んでいます。
Q.新型コロナウイルスの影響で活動にどのような変化がありましたか?
A.昨年3月~5月まで通常開催はお休みしました。
3月の学校の休止中の火木10時~14時、場所を隣接のドリームハイツ内広場で5回開催しました。6月7月はプレイリーダーに来ていただき開催しましたが。場所はドリームハイツ内広場でした。俣野公園には戻れませんでした。8月は広場が臨時駐車場になりました。9月は雨天で開催できませんでした。6月~9月まで俣野公園に戻ることが出来ず間接的にコロナの影響を受けました。10月は俣野公園戻ることで準備しましたが、台風で中止なりました。11月12月は久しぶりに俣野公園に戻り通常開催する事が出来ました。1月も通常開催とどんど焼きを実施することで準備していましたが、再度の緊急事態宣言で、直前に中止しました。2月は野球場の中で遊びました。1年に一度の体験です。普段と違う環境で楽しい1日になりました。ストラックアウト等普段やらない遊びもできました。3月は雨で中止にしました。とても残念でした。
2021年度は、どのようになるか社会環境・感染状況を見て決めていきます。感染防止のため、受付の設置・プレイパークで遊んだ券の発行・検温・手指の消毒・密集の防止の啓蒙などが新しく業務として追加になっています。スタッフの負荷が増えています。
Q.新型コロナウイルスと“共に生きる”ことを前提の「withコロナ」の社会で、 今後はどのように皆さんで活動していきたいと思っていらっしゃいますか?
A.現在開催している通常開催を継続していきます。いろいろな社会環境の変化・感染状況の変化に対応しながらの開催になることは覚悟のうえです。どんなに閉塞した社会状況になろうと、子ども達その周りの大人たちとっても、遊べる場所・遊びの空間・あそびの仲間は必要不可欠なものです。プレイパーク活動だけで十分対応できることではありませんが、出来る限りの事はやり続けたいと思います。
普段プレイパークに遊びに来ることが出来ない子ども達とオンラインでつながって遊ぶ事をやってみたいと思っています。コロナの中でZOOMの活用を経験し、プレイパーク活動の中でも使えそうだと認識しました。映像の利用からもう一歩進んで、オリヒメロボットを使う遠隔参加でベッドから出られない子どもたちのプレイパーク参加を計画したいと考えています。このためには費用捻出のため新たな助成金・補助金の確保が必要になります。この辺のアドバイスをしていただけると助かります。
Q.「俣野公園プレイパーク」での遊びの魅力について教えてください。
A.俣野公園がとても広いことが魅力の一つだと思います。
広いことが、小さなグループが公園を独占して使っていて入りにくいなという感覚を生じさせないという事は言えます。通りがかりの親子がスーッと遊びに入れるのも魅力かもしれません。
公園管理の緑の協会の全面的なご協力を得て、倉庫の利用・水道の利用・野球場の利用などが出来ている事も隠れた魅力だと思います。
正直、利用者さん達がどこに魅力を感じてくれているか、一度調査したいと思います。プレイパーク活動についてマーケッティング調査を行い、種ゝのデータの把握が必要だと感じています。
子ども達は大きい子小さい子が混ざって遊んでいます。これはほかのプレイパークでもありますが、俣野近辺の子ども達にとってはうれしい事じゃないかなと勝手に思っています。
Q.「俣野公園プレイパーク」は、今、何人で運営していますか?そのうち主な活動メンバーは何人ですか?
A.正確に何人かはよくわかりません。当日のお世話の人数は、プレイリーダー2名・スタッフ7名・ボランティアさん5名~8名、MAX17名~MIN14名くらいです。でも、当日何名揃うかは現場に行ってみないとわかりません。結果10名を下回ると今日はきつかったなという感想が出ます。毎回10名は超えていると思います。ボランティアさんの確保が重要な課題になっていることがわかります。今後毎回誰が入れるかを把握する必要があると思います。グループラインなどを使いたいと思います。
Q.運営メンバーとして参加したい場合、どのような条件がありますか。入会金や年会費、または、資格が必要であれば教えてください。
A.特に資格・条件は設定していません。会費も徴収していません。運営資金は補助金・助成金で賄っています。
子ども達と遊ぶ事が好きな方に来てほしいと思います。ボランティア参加の希望があると一度面談して、安心安全の確保の仕方を説明しながら、その人の人となりを見させていただいています。
Q.チラシに掲載されているプレイリーダーはどのような方でしょうか?
A.「NPO法人横浜にプレイパークを創ろうネットワーク(YPC)」に雇用され、職業として各プレイパークに係わってくれています。プレイリーダーは子どもの気持に本気で向き合い、遊びを広げ、リスクとハザードを見極め、子どもの目線になって遊び場の自由を見守っています。プレイリーダーは子どもたちの「面白そう!」「やってみたい!」という気持ちを大切にしています。地域の人たちの居場所になり色んな人がつながって行けるようにと思いながら活動しています。
Q.当日ボランティアとして参加することはできますか?参加する前の打ち合わせなどはありますか?
A.出来ます。でも、事前に連絡をいただければ準備が出来ます。これまでに当日現場で、ボランティアに入りたいという人が来た事もあります。柔軟に対応します。
Q.運営メンバーやプレイリーダー、当日ボランティアは学生も参加できますか?
A.当日ボランティアに大学生・短大生・高校生・専門生大歓迎です。センターの皆さん、学生さんにぜひアピールしてください。
Q.はい、子ども支援のボランティアに興味ある学生の皆さんに、俣野公園プレイパークボランティアを紹介したいと思います。参加者として、俣野公園プレイパークで遊びたい場合は、どこで開催情報を得ることができますか?
A.俣野公園プレイパークのホームページ、インスタグラム、電話問合せ(関 ぽっぽの家)、チラシ掲示(ドリームハイツ内掲示板)、チラシ配架、周辺小学校(横浜深谷台・深谷・大正・中和田南・下和泉)、周辺保育園(苗場・俣野)、深谷俣野ケアプラザ、 戸塚地区(戸塚社協・ONEFORALL・こまちカフェ・戸塚図書館・フォーラム(男女共同参画センター横浜)・戸塚区役所3階情報コーナー・子育て支援ルーム とことこ・とっと芽サテライト)、東戸塚地区(とっとの芽・とつか区民活動センター)、YPCホームページ、ドリームーハイツ周辺戸建てにポスティングしています。
これまで情報交換してきた皆様にチラシをメール送信しています。
俣野公園の事務所メモリアルグリーン(墓地)の事務所でもわかります。チラシにホームページ・インスタのQRコードがあります。使って下さい。
Q.俣野公園プレイパークで遊ぶ場合、参加費はいくらになりますか?事前申込や当日の持ち物、注意事項などはありますか?
A.参加費はありません。持ち物も各自でいろいろお持ちください。お弁当・飲み物・敷物をお持ちの皆さまが多くいます。近隣にコンビニがあります。 現在はコロナ対策上食べ物をお隣にあげることは止めてくださいとアピールしています。
Q.今、運営メンバー(または、プレイリーダー、当日ボランティアなど)を募集されていますか?
A.プレイリーダーになるためにはYPCに申し込む必要があります。俣野の現場では情報をお渡ししますがそれ以上はできません。ボランティアに入っていただくことはOKです。ボランティアで少し経験を積んでいただいて運営側に入ることは相談に乗ります。現実に俣野のボランティアからYPCに就職してプレイリーダーをやっている人がいます。
Q.皆さんの活動はどんな方におすめしたいボランティアですか?
A.どなたでも。やりたい方にお勧めします。
Q.ボランティアは1日居ないといけませんか?
A.そんなことはありません。ご自身の都合で入ることのできる時間帯でお願いします。入るときにスタッフに声を掛けていただきスタッフマークを付けてください。
Q.ボランティアに入るために必要な交通費はでますか?
A.残念ながら、現在の財政状況では支給できません。自己負担でお願いします。
Q.スタッフ同士の定期的な打ち合わせはありますか?
A.おおよそ2か月毎の土曜日9時から11時俣野公園野球場下会議室で開催しています。ボラさんに出席を求めていませんが、来ていただくことは拒んでいません。よろしければ参加してください。
Q.最後に、「俣野公園プレイパーク」の活動に興味がある方、同じ分野のボランティアに興味がある方へ一言お願いします!
A.一緒に遊びましょう。
関さん、リモートインタビューにご協力ありがとうございました。これから何か地域活動やボランティアを始めたいと思っている方にも参考になったと思います。
このインタビュー記事をご覧になって、「俣野公園プレイパーク」の皆さんにもっと質問してみたい方、見学ご希望の方は、次の連絡先までご連絡いただきますようお願いいたします。
〇「俣野公園プレイパーク」 090-3335-1670 t-seki@remus.dti.ne.jp 関義武
〇とつか区民活動センター 電話:045-825-6773 FAX:045-825-6774
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