【鉄道子ども会】活動団体リモートインタビュー

「あなたが輝く地域活動の見つけ方 活動団体リモートインタビュー」第4弾をお届けします♪

今回も4月の連続講座「あなたが輝く地域活動の見つけ方2020」で発表していただく予定だった「鉄道子ども会」代表の竹内さんとメンバーの芹沢さん、山岸さんに、とつか区民活動センターのスタッフがボランティアを考えている方の気持ちになってインタビューさせていただきました。

 

「あなたが輝く地域活動の見つけ方 活動団体リモートインタビュー」

 

Q.鉄道子ども会の竹内さん、芹沢さん、山岸さん、今日はよろしくお願いします。  鉄道子ども会の皆さんはどのような地域活動やボランティア活動をされていますか?

A.(竹内)鉄道子ども会は東戸塚を中心に活動している団体で、鉄道の好きな小中学生の子どもの健全育成を図る活動を行っています。

 

Q.団体が立ち上がった経緯や活動の目的などを教えてください。

A.(竹内)子ども達の活動と言うと、例えば野球やサッカー、バスケットなどのスポーツや、カブスカウトなどの活動がメジャーだと思います。私もそのような青少年育成活動に携わってきましたが、スポーツや屋外活動よりも「鉄道」に強い興味のある子ども達がいることがわかってきました。

私はたまたま鉄道について詳しく、さらに子どものことも大好きでしたので、「鉄道」を切り口にした青少年の育成活動をしてみようと2009年からスタートさせたのが「鉄道子ども会」です。鉄道の好きなお子さんは比較的おとなしい子が多いので、鉄道を通じての友達作り、関係性作りなどを中心に、社会へ出ていくためのスキルを身につけていけるように活動をしています。

 

Q.入会金や年会費、その他の活動費用などはありますか?

A.(竹内)ボランティアメンバーには入会金や会費等はありません。逆に活動の際の交通費などは会から補助があります。一方会員の子ども達からは会費をいただいています。

 

Q.活動日や活動場所について教えてください

A.(芹沢)毎月1回程度活動しています。交歓会という例会とNゲージ鉄道模型の運転会(内活動)は東戸塚などで行っています。近郊の鉄道に乗ったり、施設見学をしたりする遠足(外活動)は関東近県が活動範囲です。この内活動と外活動をほぼ交互に組み合わせて活動しています。

 

Q.今、ボランティアメンバーは何人ですか?

A.(山岸)現在ボランティアメンバーは7名で、女性もいます。鉄道に詳しい人もそうでない人もいますが、みんな子ども好きということは共通です。スタッフの皆さんには可能な範囲で出席いただいています。

 

Q. 団体の皆さんはどんな雰囲気で活動されていますか?

A.(山岸)ボランティアメンバーの年齢は20代から80代と差がありますが、いろいろなアイディアを出しながら活動をしています。活動以外でも夜の懇親会などで直接会うこともありますが、コロナ禍の現在はメーリングリストやZOOMでのオンラインミーティングなどでの情報交換が主です。

 

Q.団体の活動を始められたきっかけや皆さんの活動への思いなど、宜しければ教えていただけますか?

A.(山岸)SLの写真を撮ることが趣味で、珍しい電車(例えばドクターイエロー)を狙って撮り鉄をしていました。もう一つの趣味(アマチュア無線)での友人の子供が鉄道子ども会に入会していたので東戸塚に見学に行ったら、会長もアマチュア無線をやっていたという縁があり参加しました。

 

Q.今までの活動の中で、やりがいや嬉しかったエピソードなどあれば教えてください。

A.(竹内)子ども達がどんどん成長していくのを間近に見ることができるのがやはり嬉しいです。小学校低学年で入会したお子さんが、いまでは大学生になって活動のサポートしてくれています。小中学生の子ども達にとっても良い先輩となっていて、年齢を超えたコミュニケーションが実現できていると感じます。

 

Q.新型コロナウイルス感染拡大防止のための自粛期間中は団体の皆さんはどのように過ごされていましたか?

A.(竹内)スタッフ間はメールやZOOMで連絡を取り合っていて、実際には顔を合わせていません。一方子ども達が実際に会っての活動は、2020年度内は中止としました。その代わりにZOOMを使っての子ども達とのオンラインミーティングをすでに40回ほど実施しています。もちろん直接会って活動する方が良いのですが、子ども達のデジタルスキルは伸びていて、画面共有でのプレゼンテーションなども普通に行われるようになって、大人もタジタジです。

 

Q.鉄道子ども会での活動の魅力について教えてください。

A.(竹内)入会された保護者のみなさんからは、「学校で鉄道好きのお友達がいなかったのが、この会にきて友達が出来ました」とか「会の子どもがいろいろなことを知っているので、これまで以上に刺激になっているようです」などのお話を聞きます。家庭とも学校とも違う、鉄道の好きな子どもの第3のたまり場になってくれればいいなと思います。 子どもが50人も集まれば、けんかや仲たがいなどもしょっちゅうですが、子ども達にはそこも飲み込んで成長していけるように導きたいです。

 

Q.皆さんの活動はどんな方におすめしたいボランティアですか?

A.(芹沢) 子どもの成長を見守りたいという気持ちのある、子ども好きの方に男女問わずお勧めです。鉄道についての知識は特には必要ありません。

 

Q.子どものサポートで大変なことは何ですか?

A.(山岸)子ども達は外活動では班行動をしますので、その班行動についていく体力がまず大変です。また外出時は駅という公共の場も使いますので、周りへの配慮など気も使います。

 

Q.鉄道こども会の活動範囲はどのあたりですか?一番遠い時はどのあたりまで出かけられますか?遠くへ出かける場合は、ボランティアの交通費はどうなりますか?

A.(芹沢)内活動は東戸塚等で行うことが多いのですが、外活動では神奈川、東京、埼玉、千葉などはよく出かけています。また毎年夏に宿泊を伴う合宿を行っていて、茨城や群馬、静岡等に出かけました。ボランティアの交通費は会からの補助があります。解散後にボランティアのみんなで居酒屋に行ってしまい、残らないかもしれませんが。

 

Q.ボランティアを始める前にボランティアの体験させていただくことは可能でしようか?

A.(山岸)現在は新型コロナウイルスの影響で、活動の実開催が出来ていませんが、例えばオンラインミーティングに参加することは可能です。また、活動の実開催が可能になりましたら、体験に同行いただくことも可能ですのでお問い合せをお願いします。

 

Q.最後に、鉄道子ども会の活動に興味がある方、同じ分野のボランティアに興味がある方へ一言お願いします!

A.(竹内)毎日の家と会社の往復や、地域でのお付き合いだけでは、なかなか新しい事には巡り合えないものです。旅好き、子ども好き、鉄道好き、なんでもきっかけはいいと思いますので、一度どんなことをやっているのか覗いてみてください。「合わないなぁ」と思ったらやめればいいだけの話です。一度、一歩踏み出してみてはいかがでしょう?

 

鉄道子ども会の皆さん、リモートインタビューにご協力ありがとうございました。これから何かボランティアを始めたいと思っている方にも参考になったと思います。

このインタビュー記事をご覧になって、鉄道子ども会の皆さんにもっと質問してみたい方、見学ご希望の方は、次の連絡先までご連絡いただきますようお願いいたします。

〇鉄道子ども会 info@rail-fan.jp(竹内敏浩) URL http://rail-fan.jp

〇とつか区民活動センター 電話:045-825-6773  FAX:045-825-6774

HPのお問い合わせフォームからのご連絡も賜っております。

【対応時間】 火曜から金曜:9時〜21時

土曜、日曜、祝日(月曜日以外):9時〜17時

 

とつか区民活動センターでは、戸塚区を中心に活動されている団体さんをインタビュー形式でホームページやfacebookでご紹介していきたいと思っています。インタビューご希望の団体はとつか区民活動センターまでお気軽にお問い合わせください。その他、ボランティア活動に関するご相談なども承っております。ご連絡お待ちしています。